新宿東口ハートクリニックブログ

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日記

2019/03/11 アルコールアレルギーについて

アルコール過敏症

アルコールでアレルギーを起こす方は、飲むと顔が真っ赤になったり、かゆみや湿疹がでたり、腹痛や下痢、呼吸が苦しくなるなどの症状がでます。アルコールに触れると、その部分が赤くなったり、腫れたりします。

アルコールは、体内に入ると肝臓でアセトアルデヒドに分解されます。アセトアルデヒドは、悪酔いの原因物質です。これを分解する酵素の働きが強いと血液中のアセトアルデヒドが少ないので不快な症状もでにくく、お酒に強いタイプになります。この酵素の働きが弱かったり、働かなかったりすると血液中のアセトアルデヒドが増えて、頭痛、悪心、嘔吐など症状がでやすく、お酒に弱いタイプ、または、全く飲めないタイプになります。日本人の45%がアルコールに対しての酵素が弱いか働かないので、アルコールでアレルギーを起こしやすいです。

喘息の患者さまも注意が必要で、アルコールで喘息が誘発されて、症状が悪化することがあります。アルコールのアレルギーの予防は、アルコールを避けることです。注射の前には、通常だとアルコール綿で皮膚の消毒をするので、医療機関にかかるときは、アレルギーがある方は、必ず教えて下さい。