風疹について
2019/02/28の記事
風疹(三日はしか)は、平成30年7月頃から関東地方を中心に患者数の報告が増加しています。風疹の原因は、風疹ウイルスが飛沫感染によって、人から人へ広がります。症状は、麻疹(はしか)と似ていて、発熱や発疹、リンパ節の腫れがでて、麻疹よりも短い期間で治るので「三日はしか」と呼ばれています。風疹ウイルスに有効なお薬は、ありません。
予防は、ワクチン接種
妊娠初期の女性が風疹ウイルスに感染すると、生まれてくる赤ちゃんに「先天性風疹症候群」という心臓や目、耳などに重篤な合併症が生じる危険があるため、ワクチン接種による予防が重要です。妊娠中は、ワクチンの接種ができないため、妊娠していない時期(生理中または、その直後が確実です)にワクチン接種を行い、その後2ヶ月間の避妊が必要です。
男性が風疹にかかると、妊娠中の女性が近くにいる場合、風疹をうつしてしまいます。生まれてくる赤ちゃんが、先天性風疹症候群にならないように今まで風疹ワクチン接種をしていない成人男性の方、できるだけ早く接種を受けて下さい。国の対策で、抗体保有率が低い1962年4月2日~79年4月1日までに生まれた39才~56才の男性を対象に抗体検査とワクチン接種を3年間無料で実施する方針が発表されています。お住まいの市町村にお問い合わせ下さい。市町村によって、助成の対象者が違うので、ワクチン接種希望の方は、一度市町村に確認してみると良いと思います。
当院での風疹ワクチン希望の方は、在庫の関係上、予約をお願いします。
☎03-5925-8741