2019/03/07 漢方薬シリーズ②
今日は、イライラや不眠によく使われる抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)という漢方薬についてお話します。
この漢方薬には、9種類の生薬が入っています。抑肝散に陳皮と半夏を加えた日本独自の処方で、抑肝散に用いられる精神神経症状(イライラ、神経質、不眠)に加え、胃腸虚弱体質をもつ人に適した処方です。
熱感をとり精神を安定化させる柴胡・釣藤鉱(ちょうとうこう)
血液を補強する当帰・川きゅう
痰を除き精神安定化に働く半夏・ぶくりょう
消化器系を賦活する白朮・陳皮・甘草
イライラしやすく、不眠、お腹が張って食欲がない、横になると不安になる方にオススメの漢方薬です。陳皮というみかんの皮が入っているので、味も柑橘系が好きな方は、飲みやすいと思います。私も3月に入って、試験を受けることになったので、テスト前に飲んでみました。よく眠れて、体調は、万全でした!試験にも合格することができました。🙌
漢方薬の飲み方ですが、胃に何も入っていない食前か食間(食事と食事の間)が一番お薬が吸収されやすく効果も期待できます。ただ、飲み忘れたときは、食後でもいいので気がついたときに服用して下さい。次の服用時間が近いときは、次の服用時間に1回分を服用してください。