新宿東口ハートクリニックブログ

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日記

2019/03/02 漢方薬シリーズ① ー小青竜湯ー

花粉症にオススメの小青竜湯

漢方薬には、眠くなる成分が入っていないので、受験生や車の運転をされる方にオススメの薬です。花粉症で、鼻の症状を抑えるのによく使われるのが、小青竜湯です。8種類の生薬成分が入っています。体を温めるとともに、発汗作用等により水を発散させて、鼻水、鼻づまりなどの鼻炎症状を改善します。花粉症以外にも気管支炎、気管支喘息の治療に使われます。小青竜湯は、体力が中等度あって、冷えて水分が体にたまっている人、特に胃部に振水音を認める人(胃がポチャポチャする)にぴったりの薬です。

体力が中等度とは?

漢方薬は、体質によってその人に合う薬と合わない薬があります。同じ病気でも体質によって、使われる薬が違います。また、違う病気なのに同じ薬が使われることがあります。なので、診察の時には、医師に自分が普段どういう体質なのか、しっかり伝えることで、自分に合った薬を見つけることができます。

気力、体力が過剰で回復力が優れている人を実証タイプ。気力、体力が低下していて疲れやすい人を虚証タイプ。中間の人を中庸タイプと呼んでいます。体力が中等度の人は、実証と虚証の中間のタイプの人です。

漢方薬の飲み方

漢方薬には、顆粒と錠剤で飲めるタイプがあります。1日2回服用か3回服用か選べます。1回の服用量が多くても大丈夫なら、1日2回で服用をして下さい。1度にたくさん飲むのが苦手な人は、1日3回で毎食前に服用するように処方できるので、先生に相談して下さい。